国立国会図書館デジタルコレクション

テーマ:

カテゴリー:

先日も今は無きモノ(書籍編)で『Small-Cハンドブック』が国会図書館デジタルコレクション(館内限定公開)になっていると書きましたが、数日前に驚くべきニュースが入ってきました。

まず「国会図書館デジタルコレクション」とは何かということなのですが、簡単に書くと所蔵資料をスキャン(撮影)してデジタル化しブラウザから閲覧できるようにしたものです。利用者視点でのメリットは閲覧申請して出てくるのを待つ必要が無いこと、図書館側からは申請ごとに書庫から取り出さなくてよく資料の劣化も防げるといったことがあります。

ブラウザから閲覧できるならそもそも行く必要もないのではと思うかもしれませんが、著作権の関係からか館内からしか閲覧できない資料が大半でした。

なのですが……

Twitter(現X)で「エンサイクロペディアアスキー」(月刊アスキーの4~6月分を合本にしたもの)が自宅などから閲覧できるようになっているというツイートがありました。

『Small-Cハンドブック』もあらためて見に行ったところ閲覧可能になっていました。前の記事書いていた時は駄目だったのですが。

BASICの拡張法

カテゴリー:

以前68000 Tiny BASICの予約語で書いたように独自の命令を追加していました。

でもソースコードもあり自由に変更できたTiny BASICなどだけでなく、マスクROMが使用されソースコードも無い市販パソコンのBASICの命令拡張も良く行われていました。ちょっとした数十バイト程度のものから本格的なものまで当時の雑誌には頻繁に掲載されていたものです。

以下はある程度知っているN-BASIC, N80-BASICを例に書いてみます。

ところでマスクROMのBASICをどうやって拡張するのでしょう?

BASICによっては要所要所でRAM上の特定番地をCALLするようになっていました。そこは起動時にはRET命令が置かれているので、これを用意したルーチンへの分岐命令に書き換えることで動作に介入することができるのです。これを「フック」と読んでいました。

介入したい個所にピンポイントでフックが無い場合は少し手前のフックから目的個所までのROM内の処理を自分のルーチン内で行ない、さらに戻り番地を調整するなどを行ないます。

今は無きモノ(書籍編)

カテゴリー:

2022年に引き続き夢の図書館に以下の雑誌を寄贈しました。

  1. BSD Magazine
  2. Embedded UNIX
  3. Open Design
  4. トラ技コンピュータ
  5. 残っていたUNIX MAGAZINEなど

それで思い出したのですが手放した覚えはないのに長らく見かけない書籍がいくつかあります。今回はそれらを書いてみようかと思います。

  1. 丹羽一夫『やさしいラジオの作り方』ハウブックス
    これまだ小学生の頃の貰いものだったように思うのですが......

    内容についてはいろいろ憶えていて、バケツにコイルを巻いたゲルマラジオとか、スーパー方式のラジオの調整の仕方とか、FMラジオなんかが掲載されていました。FMラジオはさすがに「やさしい」とはいかずフロントエンドは市販のモジュールを利用していたんじゃなかったかな。

    また久々に読んでみたいのですが、行方不明なのです。誰かに貸したままになっているのかなぁ? 国会図書館にはあるようなのでそのうち読みに行きたいですね。

ピタゴラス数

カテゴリー:

ちょっと思い出してきたので今回は原始ピタゴラス数の探索について書こうと思います。

高校生の頃に原始ピタゴラス数の探索をしていたことがありました。ピタゴラス数というのは a2+b2=c2 を満たす自然数の組で、各辺の長さの比がこれになっている三角形は直角三角形になります。(3, 4, 5)などのいくつかは学校でも習いますね。

ある時もっとあるだろうから探してみようと思い立ちました。

40年近く昔のことですからネットで探すなどということはできません。

当然パソコンを使って探すわけですが、当時手元にあって使えたのはPC-8001mk2かFP-1100くらい(FM-7はまだなかったと思う)でした。ある理由(後述)でFP-1100の方が良いのですが、遅かったことやFDDが無かったことなどでPC-8001mk2を使いました。言語も当時使えたのはBASICのみ(平方根を使いたいのでTL/1, GAMEは不向き)でした。

サウンドICでてきた

テーマ:

カテゴリー:

またまた探し物してたら買った記憶の無いICがいくつか出てきました。aitendoの袋に入っていたのでそう古いものではないはずなのですが......

送料無料まであとちょっとで適当に追加したのかなぁ......


一つ目はSMC0100S、見つけたデータシートにはアラーム音としか記述がありません。


お次はSMC0608S、データシートは上と共通でそのまま挿し替え可能なようです。こちらは6音入っているようですがどうやって選択するんだろう?

頭を怪我した話

テーマ:

カテゴリー:

今回は若干「痛い」表現があります。苦手な方はご注意ください。

実は最近のお買い物(2024/3)の候補を考えていた時にもう一つ消毒薬があったのですが、医薬品系はおっかない(まぁ私みたいに特に持ち上げるでもなく淡々と載せるだけなら問題無いとは思いますが)と考えてパスしていたのでした。

ということで今回はその時のことを書きたいと思います。

半月ほど前、朝にゴミを出したあと玄関の直前で足を滑らせて前に転倒してしまいました。そして倒れた先にはドアがあり、そのハンドルに頭をぶつけてしまいました。

すぐに触ってみたところ出血しているようでもないのでホッとしつつ、ハンドルをよく見るとぶつけたあたりに何か肌色のモノが付着しているではないですか。どうもぶつけたというよりは擦りむいたような状況だったようです。

あらためて触ってみるとやはり出血があるようです。

まずは洗面所に行って流水で洗い、ティッシュで押さえて止血を試みます。

さすがに放置はマズいだろうと思い、かといって救急車を呼ぶようなケガにも思えないので、あと1時間ほどで開く近所の医院に行くことにしました。

今は無きモノ(その他編)

カテゴリー:

4回目はその他編ということでこれまでの工作・電卓・コンピュータのどれにも分類できなかったものを取り上げます。

  1. ターミナル
    まだ晴海で開催されていた頃のハムフェアで手に入れたターミナル(シリアル端末)です。最終日の夕方、持って帰るのが面倒になった出展者がタダで配り始めたのを貰ったんだったかな。

    オレンジ色に塗装された鉄製ケースに基板とキーボードが入っていました。ディスプレイは無く(専用品が存在したのか汎用品を接続する前提なのか不明)M型コネクタでビデオ信号が出るようでした。開けてみると基板上にCPUの類は無く汎用ロジックICが並んでいたのを憶えています。UARTくらいは載っていたかもしれません。

    かなり大きくて重かったのを頑張って電車で持ち帰ったのか、知り合いのクルマに載せてもらったんだったか、記憶にありません。タダだったから貰ったものの特に必要とする状況は無くそのままになっていましたが、やはりこれも改築時に処分してしまいました。

ページ